インターネット革命に次ぐブロックチェーン革命が起きる・・「みらいのお金」の話を読んで!

仮想通貨(暗号資産)の交換所で
再度、不正流出が生じ、盛り上がりを
みせていた相場に水を差した。
又キャシュレス化の導入が進む中、
セキュリティの問題が発覚してます。

時期を同じくして、facebookが
仮想通貨(Libra)を発表し2020年
に事業化することになりました。

仮想通貨の話題で暫く目が離せません。

2007年にiPhoneが登場して以来
IoT、ビッグデータ、AIによる解析等
の技術革新を用いたデジタル革命
が、世界的に急速に広まっています。

貨幣(お金)の世界でもデジタル革命が
起こっています。

仮想通貨の一つであるビットコインは
怪しい危ない投資(投機)のイメージ
が強く残っています。

私も2年前に「ビットコイン」で初めて
Google Homeスピーカーを購入した。

「ねーグーグル?」と問いかけると
AIスピーカーが質問に答えてくれる。

毎日、自分の好きな音楽から経済ニュース
を楽しんでいる。

日常は、ビットコインで買い物を
することは無く、キャッシュレス時代に
備え、キャッシュレスアプリでの決済
が増えてきてます。

先日もNHKのBSで「貨幣」についての番組
BS1スペシャル「欲望の資本主義 特別編 欲望の貨幣論2019」
を興味深く観た。

「貨幣」がゴールドに裏づけされていた
金本位制から、不換紙幣へ。そして
現在はデジタル化へ急速に進展している。

このような状況の中、
「お金とは何か?」を考えてみたい。

そこで改めて、積読になっていた本
「いま知っておきたい「みらいのお金」の話」
(松田学著:アスコム)を読み直してみた。

この本は、仮想通貨=ブロックチェーンの
入門書で、初心者にわかりやすく記述されてます。

仮想通貨(暗号資産)は、ブロックチェーン
というテクノロジーで生まれる通貨で
「みらいのお金」です。

各国で使用されている円、ドル、ユーロ
等は法定通貨と言われ、仮想通貨とは異なります。

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”法定通貨と仮想通貨は、思想としては
統制と自由、正反対のものと言えるんだ。

もっと難しい言葉では、法定通貨の仕組みは
「中央集権型」、仮想通貨の仕組みは「非中央集権型」
言われている。”(本文)
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上記のように「仮想通貨の仕組み」は
「非中央集権型」「自由」
通貨
あり、
「ブロックチェーン」という
テクノロジーで支えられている。

ブロックチェーンとは、そして
ブロックチェーがあれば何故仮想通貨が作れるのか?
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”ブロックチェーンが「ほぼ絶対的に、
記録が不正に書きかえられたり、無くなったり盗まれたりしない」台帳
だからだ。”(分散型台帳技術)
(本文)
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これに対し国が通貨(円)・法定通貨
を発行してる仕組みは中央集権型で、
管理統制に向いています。

世の中が急速なデジタル化へシフトした時代には
金融システムも変革を求められ多様化した
個人の価値を活かせる分散型の
「みらいのお金=仮想通貨」
が必要とされてきます。

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”みんなが平等の権利を持ち、みんなで監視し合って、
それぞれの価値を追及しようというのが「みらいのお金」の発想なんだよ”
(本文)
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インターネット革命に次ぐ、ブロックチェーン革命が起きると言われている
理由とは・・

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”現在の仮想通貨の基本は、ブロックチェーンにある。ブロックチェーンのように電子データが正当性を保証されたまま自由に流通できるようになるのは、人類の歴史上初めての出来事なんだ。だから、インターネット革命に次ぐ、ブロックチェーン革命が起きると言われている。”(本文)
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最近は、ブロックチェーンに関する
セミナーが多く開催されており、
参加してみたが、全く素人には理解できない。

でも、時代の先端潮流に興味を持つ
ことも必要であると感じてます!

具体的なブロックチェーンの可能性
のある事例をあげてみよう。

・「スマートコントラクト」
 契約などの手続きを自動的に済ませてしまう仕組み
・不動産の売買の一連の手続き
・自動車の購入の一連の手続き
・パスポートを取得するまでの一連の手続き
・行政のサービスの手続き
・戸籍謄本、住民票の取得等のの一連の手続き
・納税手続き・電子申告

・仮想通貨は、人から人へ(PtoP)へ直接お金を移動できる

・アート(絵画)や音楽コンテンツの実証実験事例等あります。

先日のNHKの番組BS「欲望の資本主義 特別編 欲望の貨幣論2019」
で、かつてないデジタル技術革新の時代に、
資本主義の「お金」とは、
競争社会で投資によって利潤をあげること・・・

この点に変革を求められている。

 

今現在、何気なく使用している
法定通貨「お金=貨幣」は、
キャシュレス化やfacebookの
「仮想通貨(Libra)の登場の中、
新たなステージを模索せざるを得ない。

本書では、資本主義の論理に馴染まない社会
(協働型コモンズ社会と呼んでいる)では、
みらいのお金=仮想通貨(暗号通貨)
が解決してくれる。

まとめ:
以上、従来の金融業界に影響を与え始めた
仮想通貨は無視できなくなってきています。

ブロックチェーンで支えられた仮想通貨
の本質を学ぶことにより、その可能性
の大きさを感じてます。

仮想通貨=みらいのお金は、現在、課題は
多くありますが、「ブロックチェーン革命」の始まり
の予感を感じてます。

自動車産業も「CASE革命」が浸透し始め、
「もの作り」から「こと作り=Maas」へ
変革が迫られています。

金融業界にも変革が求められていることを
痛切に感じてます。

ここまで読んで頂き有難うございます。

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