見えない世界が見えてきた夏の茶事勉強会・・量子力学で学んだ「意識」の世界

九月の秋分の日、猛暑が続く中、夏の茶事勉強会が始まった。私の担当は、濃茶・茶通箱のお点前。市中の山居である茶室へ向かう坂道を登っていく。
頭の中は、メタバースの茶室で、アバターである私が、茶通箱のお点前をやっている姿が、ハッキリと浮かんでき、安堵する。
茶事が進み終盤になった。薄茶の席で、不思議な体験をした。
茶室での不思議な体験
茶室の床の間の茶花に向かって、茶室の欄間に当たる場所から、「光のエネルギー」が、茶花を照らし始めた。一瞬、茶室が静寂に包まれた。床の間の「茶花」が、「光のエネルギーの光線」で、美しく輝き始めた。

「なんて素晴らしく、心が落ち着いた静寂の空間だろう」と、こころで呟いた。            

私のエネルギーの周波数と茶室の存在するエネルギーの周波数とが、共振してる感じが思い出される。
茶室にお客としている社中の人は、霧に包まれたように、ぼんやりとしか見えない。

これが、仏教において「無我」の境地を表すものであり、「自分と他人は本質的に一つである」という感覚をおぼえた。否、そんな境地になるはずがない・・・即座に自分で否定した(笑)・・・
この光景は、何処から来たのだろう・・・直ぐに思い当たった。


茶通箱のお点前の最後に拝見があり、自作の茶杓、銘「胡蝶の夢」を説明した。

荘子は、現実と夢の区別が曖昧であることを示し、目的意識に縛られない自由な境地のことであり、その境地に達すれば自然と融和して自由な生き方ができると説く。

茶道にも「禅」に通じるところがあり、座禅や茶道の「お稽古」をつうじて、「自他一致」のこころを目指す意識の世界がある。

仏教でいう「真我」の世界と同じであるが、凡人は、簡単にその境地には、届かない。
従って、日々精進しなければならない。と言う意味合いで、私は自戒を込めて、自作の茶杓の銘の話をした。

今まで、自分の意識として、茶事やお稽古の最中に「光のエネルギー」を感じたことはなかった。

見えない世界と現実を繋ぐものとは
以前、「見えない世界」を理解する本を読んだことがある。田坂広志著「死は存在しない」。最先端量子理論に基ずく意識の世界、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」であり、理論的で、面白かった。

今回も、同様な量子力学から見た「ゼロ・ポイント・フィールド」の世界の本を手に取った。「私たちの意識は、素粒子のフォトン(光子)だ。」まさに
「量子力学」の世界が「見えない世界」で、この観点から、「
意識」をみると、見えてくるものがあるという内容であった。興味津々であった。

量子力学とはどんな学問
量子力学とは、ミクロの世界を扱う学問です。「量子とは、とても小さなエネルギーや物質を表す言葉」です。
私たちの体は、目に見える物質で、極限まで分割していくと、小さな「素粒子」にたどりつく。
大きい順に並べると
細胞⇒分子⇒原子⇒陽子・中性子⇒素粒子

素粒子の不思議な性質
①粒でもあり波でもある。②時間の概念がない。③観察意識をすると存在確率が1に近付く(分身の術)。このような性質を持つ「素粒子」で、一番注目されているのが「フォトン(光子)」です。

私たち「意識」や「感情」の正体は、このフォトン(光子)だからです。

粒でもあり波でもある素粒子の波は、それぞれ「周波数」があり、自分がどういう周波数の波を出しているかによって、生きている世界が違ってくると言う。

例えば、「引き寄せの法則」も量子力学で説明できる。自分がある周波数を出すと、それと同じ周波数をだしているあらゆるものが共振し、集まってきます。これが「引き寄せの法則」です。

ゼロ・ポイント・フィールドとは
素粒子の形は「超ひも理論」仮説では、ひもの形をしている場所こそが、「ゼロ・ポイント・フィールド」です。この場所は、宇宙にあまねく存在しているすべての情報の源である。

稲盛和夫さんのゼロ・ポイント・フィールドは、「知恵の蔵」と呼んでいる。

「この宇宙には知恵の蔵、真理の蔵と言うものがあって、純粋な情熱傾けて一心不乱に取り組むその真摯な努力に対して、神様は知恵の蔵の扉を開き、一筋の光明がさすように、困難や障害を克服するヒントをさずけてくれる」
「心を込めたところに神が降りる」ことを伝えています。

お釈迦様の「空」の世界は、ゼロ・ポイント・フィールド
目に見えている側の物質側は、「色」です。「般若心経」の「色即是空、空即是色」は、「目に見えているものは、そのままイコールゼロ・ポイント・フィールドであり、ゼロ・ポイント・フィールドがそのまま物質だ」

又、アインシュタインの伝えたい神=Deity(神性)は、ゼロポイントフィールである
宗教上の神(God)は否定しており、日本人が慣れ親しんでいる森羅万象に宿って神のことでもあるとも語っていた。

以上、私たちの「意識の本質」や「魂の源」も「ゼロ・ポイント・フィールド」にあります。
又、私たちの体は滅びるけれど、エネルギーは消滅することなく存在し続ける。このことは、前述の「死は存在しない」の著者、田坂広志先生の「ゼロ・ポイントフィールド仮説」につうじます。

ここで重要なポイントは、出発点が自分であり、自分の周波数が変われば、一瞬で現象が変わる

最後に、本当の自分を生きる「意識」の周波数帯は何処にあるのか

即ち、我々の「意識」の階層を①「人間レベル」から、②「本当の自分を生きる=魂)レベルの階層に分類する。

①「人間レベルの階層」(自我)では、自我丸出しである。
目に見える人間臭い(自我丸出し)の世界では、「恐怖」「承認欲求」「自己顕示欲」利己的な素粒子の層がある。

「意識」が、この「人間レベル=自我丸出し」では、「ゼロ・ポイント・フィールド側」のエネルギーの周波数を出すことはできない。

他方、②魂レベル(ゼロ・ポイント・フィールド)本来の周波数の層の世界では、人間の喜怒哀楽を超えた「悦び」の世界がある。この世界は、愛、感謝である。言い換えれば、「赤ちゃんが可愛い、花がただ奇麗だ」という感覚の世界がる。

まとめ

「ゼロポイントフィールドの側」・「愛、感謝側」から、相手をみる。すると自分の周波数が変わるので、相手からも同じ周波数でが帰って来る。

このような見えない世界になれると、世の中の「喜怒哀楽」の悩みが無くなりますね。

見えない世界が見えてきた夏の茶事勉強会
1.見えない世界、量子力学のミクロの世界、素粒子のフォトン(光子)の「ゼロ・ポイント・フィールド」では、自分の本当「意識」の周波数の層が存在している。

この視点から、私が感じた光のエネルギーの不思議な体験は、私が発信したエネルギーの周波数とゼロ・ポイント・フィールドの周波数が共鳴した結果だと推察される。私見ですが・・・

2.又、茶事の各担当者、特に「懐石料理」の担当チームに、同じことを感じてしまった。互いにコミュニケーションがとれ、「ゼロ・ポイント・フィールド側」・「愛、感謝側」のエネルギーの周波数が飛び交い、互いに共鳴し合っていた。

そこには、美味しい懐石料理を作り、お客を楽しませるという目的に向かって、互いの「エネルギーの周波数」が絡み合って、緊張の中にも、穏やかな空気が流れていた。

何よりも二人の満足した笑顔を見れば、互いの意識が、「ゼロポイントフィールド側」・「愛、感謝側」の視点に立ち、エネルギーの周波数が絡み合い、共鳴していることが読みとれた。


懐石料理も手作り:二人の意識が統一されて、響き合っている

懐石料理も手作り:二人の意識が統一されて、響き合っている

懐石料理も手作り:二人の意識が統一されて、響き合っている

見えない世界、「ゼロ・ポイント・フィールド側」・「愛、感謝」の視点に立つために
誰でも、この視点に立つことができるのでしょうか・・・

私たちは、物質側から見れば、一人ひとり違った人間ですが、量子力学の視点からは、誰もが同じ素粒子であり、波であり、「愛、感謝」のゼロ・ポイント・フィールド側の周波数で生きることができます。

私の夏の茶事勉強会で感じたこと
③現実問題、「ゼロ・ポイント・フィールド側」の視点に立つには、「内観」「チャクラ」をつうじて気づきを得ること。

そして、「心の技法」である瞑想やヨガ、そして自分の好きを追求・行動することの身体性をとおして、ゼロ・ポイント・フィールドの世界に繋がると感じてます。

夏の茶事勉強会は、亭主の裏方の準備の大変さを、通常のお稽古からは味わえない醍醐味を味わうことができた。

「見えない世界」から茶事勉強会を眺めると「色々なことが見えてきます。」
それは、心が通じ合い、精神性で繋がる「同志」の存在があり、より茶道を楽しくする要因に繋がってくる。

以下、備忘録として、記載しておくことにします。
「同志」が最近購入した茶器に、心をときめかせ、惚れ込み、その「茶碗」や「茶入」に自分なりの小宇宙を感じている。その器を触り、撫でながら、作品からのエネルギーの周波数と自分のエネルギーの振動数が、互いに共鳴してる姿が、目に浮かぶ。これぞ、「ゼロ・ポイント・フィールド側」の世界に入り込んだ姿だと思った。

志野焼の陶芸家・林友加さんの茶碗

黒柿の截金漆茶入:長谷川天幸さんの作品

黒柿の截金漆の長棗:長谷川天幸作 銘「バタフライエフェクト」

 

ゼロ・ポイント・フィールド仮説に関するブログは、
以下のとおりです。

想いを込めた棗が届いた・・・
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