今年も花菖蒲の時期になるとソワソワ
して散歩がてらに、御苑の受付に
見頃を聞いてみた。
見頃だというので早速、原宿の南門
から入ってみた。
大鳥居を抜けて正参道には、外国人観
光客や修学旅行の学生が楽しんでいました。
花菖蒲を観るには、明治神宮御苑の
北門から入場し、案内標識に従って
花菖蒲田を目指す。
明治神宮御苑は、
「うつせみの 代々木の里は しづか
にて都のほかの ここちこそすれ」と
明治天皇がこのようにお詠みになり
ました御苑は、江戸時代初期以来
加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でしたが、
明治時代に宮内省の所轄となり、
代々木御苑と称され、明治天皇、
昭憲皇太后にはたびたびお出ましに
なられたゆかりの深い名苑です。
数奇屋つくりの木造家屋で、
昭憲皇太后の休憩所として、明治天皇
がつくられました。
ここからは「南池」を見下ろす絶景が
観られます。
この時期にはスイレンの花が咲き
誇って、観光客の目を惹きつけて
ました。
ここからが、お目当ての「花菖蒲田」
へと向かいます。
江戸時代には、家臣子女が米つくり
の大切さや苦労を学ぶ稲田でした。
明治26年(1894)に昭憲皇太后
をお慈しみのために明治天皇の指図
により「花菖蒲田」に改められました。
6月が見頃で、江戸中期以降から改良
され江戸系の原種150種、1500
株が植えられてます。
平日にも拘わらず、花菖蒲を楽しむ
老夫婦やカメラを片手に望遠レンズ
でシャッターをきっていました。
おり、眺望は足を止め時間を忘れさ
せてくれます。
ところで、「いずれ菖蒲か杜若」とい
う諺もあるようにあやめ、花菖蒲、
杜若(カキツバタ)の違いを覚えておこう。
最後に、花菖蒲田を遡った木立の中に
清水が湧き出す「清正井」
(キヨマサノイド)があります。
加藤清正が掘ったと言い伝えられて
ます。この湧き出る清水は、花菖蒲田
を潤し、南池へ注ぎこんでいます。
花菖蒲の美しさに酔いしれながら、
事務所がある北門へと向かい帰路
に着きました。
小さな玉砂利の感触を靴の裏側に感じ
た余韻がしばらく残ってました。
都会のど真ん中、明治神宮の中に
ある御苑での一時は、心が洗われ、
癒されました。
まさに「都会のオアシス」を満喫した
時間を味わいました。
追補
カキツバタ、あやめ、花菖蒲の見分け方
あやめ・菖蒲・杜若の違い(1)花びらの付け根
-
あやめ・・・・・・・網目状
-
菖蒲・・・・・・・・・黄色
-
杜若・・・・・・・・・白い筋
あやめ・菖蒲・杜若の違い(2)育つ場所
-
あやめ・・・・・・・陸地
-
杜若・・・・・・・・・水の中
-
菖蒲・・・・・・・・・水辺
あやめ・菖蒲・杜若の違い(3)咲く時期
-
杜若・・・・・・・5月中旬
-
あやめ・・・・・5月中旬~下旬
-
菖蒲・・・・・・・6月~7月中旬
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