茶の湯を習い始めて、以前勤務してい
た外資系IT企業の「天空の茶室」を観
たくなり、先生とお弟子さんとで訪れた。
外苑前にある新社屋日本オラクル本社
の最上階に茶室があった。
石畳が続く回廊を行き玄関をくぐると
苔の庭に石灯籠が眼前に現れた。
ここは都内青山ビル最上階(24階)
「天空の茶室」があった。
神宮球場、新国立競技場、振り返れば
六本木ヒルズ、東京タワー。
神宮球場から打ち上げられる花火は、茶室から目の前に光り輝き、最高のおもてなしができるそうです。
入社当時は、「GAFA」と言われるプラットフォームマーであるGoole、facebook,Amazonは設立されておらず、Appleのみが存在してました。
社内には、活気溢れる社員で毎日、立ち上げに勤しんでいました。当時から社員犬制度が有り、人気者で2代目「ハイディー」が毎週水曜日に出社、社内を駆け回り社員を癒してくれました。
当時も「天空の茶室」に引けを取らない3つ部屋が有りました。
・赤の部屋
・青の部屋
・瞑想の部屋
役員会は「赤の部屋」で行われ前向き且つ激しい議論が行われてました。
「青の部屋」は上司が部下を悟すときや、じっくり思索するのに用いられてました。
瞑想室は、格子戸を入ると別世界。板の間の間には、小石が引き詰められ、オーディオから心地よい音楽が流れてました。
外資系IT企業経営者の共通点「天空の茶室」・「聚想庵」(「しゅうそうあん」)は、オラクルの創業者で、会長 兼 チーフ・テクノロジー・オフィサーであり日本に大変造詣が深いラリー・エリソン氏。
彼は大の日本好きで、特に京都の日本建築や日本文化に興味を持ち、カルフォルニアの自宅は、桂離宮を模写し、宮大工を呼んで造ったと聞いています。
完成した「聚想庵」を訪れたラリー・エリソン氏は、畳の縁に注文つけたそうです。日本人以上に「和の心」を持っています。
又、親日家といえば故スティーブ・ジョブズ氏。
親日家として「禅の心」をこよなく愛していました。2005年に米スタンフォード大学での講演で残した言葉には、禅の教えが色濃出てると感じます。
・「ハングリーであれ、愚か者であれ」
・「死は、生命の最高の発明だ」
・「内なる声を聴け」茶の湯に入門し禅との関係を調べてみた。
”人を「おもてなしする」前の独服、自分自身と向き合う機会を作るところに茶の湯の原点があり、それこそが禅と共通する部分ではないかと思うのです”
まとめ
・「天空の茶室」・「聚想庵」を見学し一服頂きながら外資IT企業の創業者が、共に日本文化に精通していることに驚きました。
・茶の湯に入門し、改めて日本文化良さを見直すことで、優れたアイディアを生み出すきっかけになることを願ってます。
・茶の湯の奥深さに惹かれ、さらなる精進するよう自己研鑽するよう心がけてます。
最後に昨年の秋に訪れた大徳寺瑞峯院
でお茶をいただいた後、和尚さんの
お話が腹に染み渡りました。
——————————-
人は、自然に生かされている。
自分が今あるのは、ご先祖様に感謝すること。
自分の人生とは、自らを分かって人生を生かす。
—————————
ここまで読んで頂き有り難うございます。
関連ブログはこちら→
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。