昨年末のクリスマスに贈ったスイトピー、「雛祭りが過ぎ、65日経っても咲き続けている。奇跡のスイトピーです。」とお客様からメッセージが届いた。奇跡のスイトピーを生産してる清幸農園さんは、冬はスイトピー、夏はホオズキを生産し、品質日本一を誇っている。
その生産者・市川一清さんの人生は、スイトピーに恋をしたところから始まった。
(5色50本入りのスイトピー)
品質日本一になるまでの道のり
①スイトピーに恋をしてしまった!
清幸農園の市川さんは、40歳の頃までは、しいたけの栽培で生計を立てていました。
一念発起しスイトピーは、大分の隣りの県の宮崎日南市の師匠に作り方を教えてもらい、いつしかスイトピーが夢の中に出てくるようになった。
「スイトピーに恋をしてしまった」と本人は言う。
そして、自分の納得のいく栽培方法を編み出しました。大学ノートに書き綴った生育方法は、10数冊にの及び、「秘伝ノート」として若い人のスイトピー作りの「マニュアル」になっています。
今では、オリジナル品種のトトロシリーズをはじめ25種の品種を育てています。
②JAに所属しない独自ルートを築き上げた。
JAに所属せず、ある意味村八分に会いながら、品質の良いもの、世の中のプロを唸らせるものを作りたいという「信念」・「思い入れ」・「生きて行く道はこれしかない」という気概を持ち、独自の販売ルートを作った。
品質日本一を目指して
平成31年には、第50回大分県農業賞 最優秀賞 を受賞し、昨年(令和3年秋)「黄綬褒章」(県内5人)を受賞した。
スイトピー、ホオズキの生産者として農業の発展、若手育成に貢献して、宇目花卉として、地域活性化の一躍をになった。
(笑顔が素敵な市川一清・幸子ご夫妻)
さて、奇跡のスイトピー、65日以上も咲き続けているスイトピーが存在するのでしょうか?と疑問を持つ方にその実態をご紹介いたします。
奇跡のスイトピー
65日以上も咲き続けている奇跡のスイトピーのお話をします。
①クリスマスに贈ったときのスイトピー写真
5色50本入りのスイトピーが大きな透明の花瓶に活けられてます。
②65日以上(雛祭り)の時を経て咲き続けている。
5色の色落ちは有りますが、元気に咲いてます。写真の撮り方が一緒なので、比較ができます。
奇跡のスイトピーが咲き続ける管理方法
メッセージと写真を送って頂いたお客様に管理方法を聞いてみた。
①毎日奇麗な水に取り替える。
②温度管理として、暖房エアコンに直接当てない
③大きな花瓶50本まとめて活けてることが長持ちの秘訣。
④50本を小分けし、小さな花瓶に活けたら、65日以上、咲き続けたかは、分からない。
お客様曰く、子育てと同じで、愛情をもって、花を観察し上記の管理をしっかりやれば咲き続けるとのこと。その前提として、品質が良かったからだと仰ってました。
用途が拡がる奇跡のスイトピー
地元(大分佐伯)の市役所にお雛様として展示されたり、フラワーアレンジメントとして、その華やかさを魅了してます。
(スイトピーのお雛様)
(フラワーアレンジメント)
(フラワーアレンジメント)
清幸農園の名は市川ご夫妻(一清・幸子)の名前から一字ずつ使い清幸農園と名付けられ、二人の笑顔が、幸せを運んでくれてます。
関連ブログ
世界一の花作り!と語った生産者の本当の訳
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