全国の市場から懇願される「ほおずき」・「スイトピー」の生産者

今年もお盆に合わせ、素晴らしい「ほおずき」が届きました。
長さは110センチ、ほおずきの大きさは、握りこぶし大!!

写真 (23)

大分・佐伯の宇目にある「清幸農園」さんは、
うめ花卉さんと言われ、夏は、「ほおずき」・
冬は、スイトピーを生産してます。

写真 (21)

先日、浅草寺の「ほおずき市」へ初めて行ってきました。
浅草寺では、7月9・10日の両日が四万六千日のご縁日と

受け止められるようになり、
この両日には「ほおずき市」が開かれます。

「ほおずき市」でみた鉢植えのほおずきは、50センチのもの。

毎年贈られてくる「ほおずき」は、桁違いの大きさ、日本でも
指折りの「ほおずき」です。

今年は、日照が強く、台風の影響の長が雨の影響で
上物の生産量がやや落ちたそうです。

にもかかわらず、市場から、清幸農園の「うめのほおずき」が
欲しいと注文がはいり、嬉しい悲鳴だったそうです。

BtoBのマーケットである花卉(お花)市場では、
市場のプロが欲しがる「ほおずき」は、当然、
高値で取引されています。

夏のほおずき・冬のスイトピー!
年間、この2品種しか作っていません。

ほおずき・スイトピーは、プロの集まりである市場から
引っ張りだこです。他では作ることが出来ない商品を
作り出しています。


「ブランディング」を成功させたのは、ドラマが有りました。
1.研究熱心である。

清幸農園の市川さんは、40歳の頃までは、しいたけの栽培で
生計を立てていました。

一念発起しスイトピーは、大分の隣りの県の宮崎の師匠に
作り方を教えてもらい、自分の納得のいく栽培方法を編み出しました。

大学ノートに書き綴った生育方法は、10数冊にの及び、
今では「秘伝ノート」として若い人のスイトピー作りの
「マニュアル」になっています。

ほおずきも同様、研究熱心で、素晴らしい品質のものを
出荷しています。

2.JAに所属しない独自ルートを築き上げた。
生産者はJAに所属し、生産した商品をJAに出荷します。

JAは、その商品を市場へ出荷することが慣例となっています。
その慣習をみずから打ち破り、独自ルートをつくり、
且つ、プロが認めるほおずき・スイトピーを作りだしました。

JAを脱会した時は、村八分にあったそうです。
そのときに、良いものをつくり、

世のプロをうならせるものを作りたいという
「信念」・「思い入れ」・
「生きて行く道はこれしかない」という気概があった。

まとめ:
1.ブランディングは、人並みのことをやっていては、作れない。
2.既存のやり方だけでは、できない。人並み外れた研究熱心が必要、
3.業界の慣習にとらわれない斬新な発想。
4.自分の開発したノウハウをオープンにして、人を育て地域の活性化
に役立てるという「Give]の精神がある。

頂いた「ほおずき」は、仏壇に飾って、供養のお供えにしてます。


生産者:清幸農園
市川一清・幸子様
P1030760

今では、家族同然のお付き合い、素晴しい生産者です!!

最後までお読み頂き有難うございます。

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