今年もお盆に合わせ、素晴らしい「ほおずき」が届きました。
長さは110センチ、ほおずきの大きさは、握りこぶし大!!
大分・佐伯の宇目にある「清幸農園」さんは、
うめ花卉さんと言われ、夏は、「ほおずき」・
冬は、スイトピーを生産してます。
先日、浅草寺の「ほおずき市」へ初めて行ってきました。
浅草寺では、7月9・10日の両日が四万六千日のご縁日と
受け止められるようになり、
この両日には「ほおずき市」が開かれます。
「ほおずき市」でみた鉢植えのほおずきは、50センチのもの。
毎年贈られてくる「ほおずき」は、桁違いの大きさ、日本でも
指折りの「ほおずき」です。
今年は、日照が強く、台風の影響の長が雨の影響で
上物の生産量がやや落ちたそうです。
にもかかわらず、市場から、清幸農園の「うめのほおずき」が
欲しいと注文がはいり、嬉しい悲鳴だったそうです。
BtoBのマーケットである花卉(お花)市場では、
市場のプロが欲しがる「ほおずき」は、当然、
高値で取引されています。
夏のほおずき・冬のスイトピー!
年間、この2品種しか作っていません。
ほおずき・スイトピーは、プロの集まりである市場から
引っ張りだこです。他では作ることが出来ない商品を
作り出しています。
「ブランディング」を成功させたのは、ドラマが有りました。
1.研究熱心である。
清幸農園の市川さんは、40歳の頃までは、しいたけの栽培で
生計を立てていました。
一念発起しスイトピーは、大分の隣りの県の宮崎の師匠に
作り方を教えてもらい、自分の納得のいく栽培方法を編み出しました。
大学ノートに書き綴った生育方法は、10数冊にの及び、
今では「秘伝ノート」として若い人のスイトピー作りの
「マニュアル」になっています。
ほおずきも同様、研究熱心で、素晴らしい品質のものを
出荷しています。
2.JAに所属しない独自ルートを築き上げた。
生産者はJAに所属し、生産した商品をJAに出荷します。
JAは、その商品を市場へ出荷することが慣例となっています。
その慣習をみずから打ち破り、独自ルートをつくり、
且つ、プロが認めるほおずき・スイトピーを作りだしました。
JAを脱会した時は、村八分にあったそうです。
そのときに、良いものをつくり、
世のプロをうならせるものを作りたいという
「信念」・「思い入れ」・
「生きて行く道はこれしかない」という気概があった。
まとめ:
1.ブランディングは、人並みのことをやっていては、作れない。
2.既存のやり方だけでは、できない。人並み外れた研究熱心が必要、
3.業界の慣習にとらわれない斬新な発想。
4.自分の開発したノウハウをオープンにして、人を育て地域の活性化
に役立てるという「Give]の精神がある。
頂いた「ほおずき」は、仏壇に飾って、供養のお供えにしてます。
今では、家族同然のお付き合い、素晴しい生産者です!!
最後までお読み頂き有難うございます。
関連ブログは以下です。
世界一の花作り!と語った生産者の本当の訳・・SNS活用無しでブランディングできた!
人口よりイノシシの方が多い大分宇目
を目指し車を走らせた。「ととろ」の
猫バス停が自宅にあるという!
佐伯から小一時間でその場所に着いた
「宇目花卉」というブランド名の
清幸農園の30周年記念会場です。
40歳でしいたけ生産農家を断念し
夏はほおづき、冬はスイトピーを生産
し大成功を納めました。
『トトロの里』の春ミックス!
古希を迎える今年、感謝を込めた30
周年記念イベントに延べ300人が
参列した。
来賓には大分県知事ご夫妻、佐伯市長
と農林関係部課長、市場関係者が集ま
り、盛大に行われた。
県知事、佐伯市長共に、農業による
地域活性化のために予算を付け、力
を入れていくと力強く挨拶された。
主催者代表市川一清氏は、挨拶で
「世界一の花作り」を目指すと
経営理念を明確に語った!
ここに至るまでの苦労は計り知れない
ものがあった。
スイトピーに恋した男のドラマ
が始まった。
スイトピーの生産の修行は、宮崎県
まで出向き、スイートピー農家の増田
さん一から教えを受けた。
研究成果は、大学ノート十数冊の及び
ました。
この研究熱心さは、ほおずきの生産に
も引き継がれた。いつしかスイトピ
ー・ほおずきの一級品を出荷する程
になっていた。
最初の頃は、これらの生産販売は
順調に行かなかった。
当時の農協(JA)は一級品も三級品
も選別しなかった理由から断腸の思
いでJAを脱会する決断をした。
一級品の生産者は、正当な評価を得
たいのに当事のJAは、その仕組みが
なかった。
JA関係者からの村八分にあったが、
めげずに「市場」への直販を開拓
した。
花業界にもう一人有名人がいます。
大分豊後大野市の小久保恭一さんの
「お花屋さん」菊作り日本一ですが、
JAをいち早く脱会し、日本だけでな
く海外へ販路を広げています。
二人の共通点は、
・研究熱心である
・JAに所属しない独自販売ルート
構築
・社会貢献を行っている。
九州大学大学院生を十数名受け入れ
インターンシップを実施している。
・地域の雇用に大きく貢献し、繫忙
期には数十名の方々が手伝いに
来ている
今後、地域活性化のために
経営理念である「世界一の花作り」
達成する方策はある。
日本へ訪れる外国人が2800万人
を超え、「おんせん県おおいた」へ
注目が集まっている。
足を延ばせば、ととろの猫バス停や
自然豊かなトトロの森キャンプ場、
そして伝統芸能の「宇目神楽」・・
(YouTube)
世界に羽ばたく宇目花卉にとっては
SNS活用は避けて通れない。
このブランディング戦略は欠かせない
商品への思い ×ブログ・HP・
SNSでの拡散 ×インフルエンサ
ー
30周年記念イベントのフィナーレ
は「宇目神楽」には感動しました。
スイトピーに恋した男と彼を支えた
奥様の幸子さんに幸あれれと願って
まとめとします。
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