前回は、青山フラワーマケットの社長の想い、
理念やビジョンを構築するプロセスを
述べさせていただきました。
今回は、彼らの成長戦略を色んな角度から
考察していきます。
青山フラワーマーケット流 成長する経営戦略
鮮度の良い花を低価格で販売して、
ギフトではなく自分用に購入してもらう。
既存の花屋の“常識”を打ち破って
新たな業態を創り出した青山フラワーマーケット。
会社のミッションが明確である!
その中身を見ていきます。
1.事業ドメイン(領域)を明確にしないと成功しない!
青山フラワーマーケットの井上社長は、
お花が売れるからと言って、
なんでも手を出したわけではありません。
葬儀屋さんとの取引をすれば、
大量に花取引が出来、売上、利益が上がります。
しかしこれには手を出しませんでした。
会社のミッションである、
「鮮度の良い花を低価格で販売して、
ギフトではなく自分用に購入してもらう」
を明確にしてます。
このミッションに基づき、
事業ドメイン(領域)を明確にしました。
そのドメインとは、「ちょっと小金を持った
(マンションを持っている)OLを対象」
としてます。
そのOLに自分用に鮮度の良い安いお花を
買ってもらう事にしました。
2.OLの心理を掴め!
マンションをOL個人として持ったとき
の心理を考察した。
OLが花屋に立ち寄ったとき、
マンションの玄関に入った時、
玄関用のお花が欲しい。
さらに洋間へ、ダイニングへ台所へ
さらに洗面所と考えをめぐらせます。
自分用に買うお花は5か所になります。
3.ワンコイン(500円玉)戦略を用いた!
鮮度の良い安いお花のブーケを
ワンコインで売り込む事に成功しました。
まさに「ちょっと小金を持った女性心理
をくすぐる戦略です。
上記に挙げた5か所だけでも2500円になります。
最初から2千円以上のお花を
買おうと思うと中々買えません。
4.OLの出勤・帰宅時の方向に
立て看板の向きをかえる!
お店の「今日のお買い得」看板を
出勤してくるOLの目に留まるように
向きを変える工夫をしています。
5.お店作りにも工夫!
OLの目線にの高さに、
目を引くようなブーケや
季節感のあるお花を陳列する。
6.お店作りと出店場所も戦略的に行っている。
人通りが多くOLが出社、お昼休み、
帰宅時に買いやすい場所を選んでいます。
「AOYAMA FLOWER MARKET」の看板を
見ない日は無いほど、街角の目立つ場所に
出店してる光景を目にしたことを思い出すでしょう!
まとめ
青山フラワーマーケットは、
事業ドメインをちょっと小金を持ったOLに的を絞り、
その心理を巧みに読み込み、
鮮度が良い安い(ワンコイン)ブーケ
自分用に買ってもらいました。
お花業界での
「成功企業は事業ドメインを明確に!」が真髄です。
次回は、もう一つの成長戦略をお話します。
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