満開の桜の中で迎えた新元号「令和」・・平成の想い出が飛び出してきた

毎年桜の開花宣言があると秘かに訪れる
場所がある。そこは靖国神社の
神池庭園の池鏡に映し出された上下対称
の素晴らしい風景!

今年は、朝早くから「神池公園」の
桜を観に行った。快晴に恵まれた

神池は、鯉がゆったりと湖面を泳ぎ
さざ波をたてていた。

池鏡に映し出された桜の上下対称の

美しさに惚れ込んで、

毎年シャッターチャンスを覗っている。

時折吹く風と鯉が水面上に顔を出し、
さざ波が収まらない。

待つこと1時間、その時が訪れた。
太陽が桜の背後から神池の池鏡に映し
出す上下対称の風景に見惚れてしまう。

岸の辺には、先日初めての茶会で
訪れた茶室があり、茶会の興奮が蘇っ
てきた。

靖国神社の境内には大勢の観光客や
花見見物の人で大混雑。奥まった
神池だけは、ひっそりしていた。

ここでパワーを頂き、ふと時計を
見ると新元号の公表の時間である。

スマホで、TV中継を桜の下で観ていた。
「令和」!一瞬「令」の文字に戸惑った。

直ぐに出展が万葉集と知り安堵した。

万葉集を出典とする新元号「令和(れいわ)」
万葉集は「令(うるわ)しく平和に生きる日本人の原点です」との

考案者と言われる方のコメントを聴いた。

「令和」は万葉集の梅の花の歌三十二首の序文
にある
『初春の令月(れいげつ)にして
気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ
梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を
披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を
薫(かお)らす』から引用。
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友人の書家春陽さんが即日書いた
書が素晴らしくシェアさせて頂きました。

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桜の下で、平成時代の想い出が
走馬灯のように蘇ってきた。

平成30年間は、脂の乗り切った
サラリーマン人生の大半と

定年後の会社設立、事業の歴史でもあ
りました。

平成時代の前半は、外資系IT企業で
経理財務のスペシャリストとして
仕事をした。

外資系のIT企業時代はオープン化に
向け成長した業界で、面白く、徹夜
での仕事は当たり前の時代であった。

今でいう「働きやすい環境」では
無かったが、仕事は面白かった。

又、経理財務の仕事柄、開かずの
パンドラの箱を数回開けてしまった事
も懐かしい想い出である。

幸い日本では、平成の時代に戦争は
無かった。自然災害は、阪神・淡路大震災、
東日本大震災等多く発生し、こころを
痛めた。

平成時代の後半、ここ10年、世界政治
・経済情勢の環境が大きく変化している。

2008年にスマホが登場し、技術革新
のスピードが早く、企業も個人も息が
抜けない状況に有ります。

数年前から言われている
「デジタル ディスラプション」
「デジタルの創造的破壊」ができない
経営者は生き残れない。

私は、IT業界に長くかかわってたことも
あり、最先端のテクノロジーにワクワク
感をもって学び、これからの未来を垣間
見てみたいです。

IT業界の大先輩、元グーグル日本法人
名誉会長の村上憲郎氏の2030年の
未来展望が大変面白く、参考になるの
で、ここに掲げておきます。

「令和」の新元号のニュースのTV中継が
終了して、ふと我に戻った。

目の前には、満開の桜が咲き誇り、水鏡に
映し出される上下対称の光景は、
「令(うるわ)しく平和に生きる日本」
にマッチしていた。

帰り際に、
「令和」は万葉集の梅の花の歌三十二首の序文
にある
を思い出し、梅の花が咲いてる裏道を
選んだ。

満開の桜の下での新元号「令和」に触れ
平成時代30年をつかの間であるが
思い出した。

新元号「令和」が良い時代になるよう
願いつつ、帰路に着いた。

ここまで読んでいただきたい
有難うございます。