秋が深まってきました。都心で秋の風情を感じる
場所の一つは、新宿御苑です。初めて菊花壇展を見る
ために、混雑してない平日に訪れた。
そこには、驚きの菊が乱舞してました。
(懸崖作り花壇:けんがいつくり)
私がイメージしていた菊は、葬儀に使われる大輪の菊や
お盆等に使われる仏花の小菊でした。
初めて訪れる菊花壇展、歴史は古く皇室を中心として
菊を鑑賞する為に、明治11年に赤坂の仮皇居で
開催された『菊花拝観』からで皇室ゆかりの菊の伝統美を
観ることができる。そうです。
新宿御苑の日本庭園を案内に従って
見ることにした。
最初に驚いたのは、古典菊といわれる
伊勢菊,丁子菊、嵯峨菊花壇に訪れた時である。
菊にかんして素人の私の目に入ってきた
菊があった。
伊勢菊
丁子菊
嵯峨菊:平安時代に嵯峨天皇が嵯峨御所(大覚寺)に
植えられたのが始まりと言われ、
日本で最も古い歴史のある古典菊です
いずれも市販されている菊の種類とは、全く違う物であった。
どの菊も鑑賞する菊として、見る者を引き付け、唸らせる
古典菊であった、
驚きの連続がまだ続いていく、
「大作り花壇」は、一株から数百輪の花が咲くように仕立てる
御苑独自の技法で花全体が、同時に咲き、
かつ姿かたちが共に揃う、高度な技術を必要とされてます。
近くにいた、ヨーロッパからの観光客は、
一株を下から写真を撮っていました。
さらに驚いたのは、江戸菊花壇のコーナーです。
江戸菊は江戸時代に発達した古典菊です。
花が咲いてから花びらが様々に変化し、色彩に富んでいる
のが特徴です。
新宿御苑の菊花壇の中では、一番古い歴史がある菊だそうです。
とても菊とは思えません。

さらに感動の菊は続きます。
一文字菊、管物(くだもの)菊花壇
大輪咲きの一文字菊と管物菊を、新宿御苑独自の
「手綱植え」の技法に仕立てています。



最後は、肥後菊花壇です。
九州で発達した肥後菊を、秀島流の技法でしたてます。
おもに武士の精神修養として発達した花と案内にあります。
最後は、ポピュラーな大菊花壇です。
ここまでくると、見慣れた大輪の菊で、ほっとした
気持ちになりました。
まとめ:
・新宿御苑の菊花壇展は130年以上の歴史があり、
皇室関係者向け用の観菊会が発端である。
・菊花壇は、江戸菊など古典菊を丹精に育て、
御苑独自の栽培技術があった。
・菊栽培方法を学びに今年も、アメリカ・ペンシルバニア州の
ロングウッド植物園から職員の方達がはるばる日本へと研修。
・肥後菊のように、「武士」の精神修養に用いられた
ことに驚きました。
・2020年の東京オリンピックに向け、日本ブームがおきそうです。
日本文化の一つとして、「菊文化」を切り口に世界に
輸出して欲しい。
以上、新宿御苑の菊花壇展の菊花には、感動と共に驚きを感じました。
洋花を中心になっている花市場ですが、日本古来の古典菊を見直すこと
の重要さを味わいました。
それは、日本人に「おもてなし」のこころを呼び起こし、日本人のこころとは
何かを考えさせられました。
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