静かな大晦日・・無事是貴人・・・コロナ禍で1年を振り返る2020年

静かな大晦日、令和2年が終わろうとしている。朝一番で茶の湯の先生からお弟子さん宛にメールが届いた。

「無事是貴人」、今年は大変な1年だったことと思います。大禍なく無事に新しい年を迎えられることに感謝します。

今年は、新型コロナ禍で翻弄された1年でした。誰しも予測できないパンデミックに突然襲われ、右往左往してしまました。

私の日常が大きく変わり、通勤していた都内の事務所から在宅勤務へ、

世の中は、テレワークが始まり、オンラインでの会議、そしてニューノーマル(新生活様式)な生活様式がスタートしました。

私のビジネス面と内面から振り返ってみます。
胡蝶蘭ビジネスは、順調でした

えーと思われますが、法人からの贈答用胡蝶蘭がいままで以上に盛況でした。

理由がいくつかありますが、オンラインビジネス(ネットビジネス)を創業時から考えていたこと、リピーターのお客様がが100%でコロナ禍の中、注文をいただき、感謝してます。

困ったことは、コロナ禍で胡蝶蘭の苗の台湾から輸入がストップして、生産者が需要期に、在庫が無く出荷できないことでした。

もう一つ、外資IT企業とのBPOビジネスがスタート出来たのも、人的コミュニケーションの賜物であった。

今後もウイズコロナの時代は続きます。非接触型ビジネスモデル、AI、5G等ITテクノロジーのビジネスが成長し、SDGsの取り組む環境産業が大きく伸び、来年以降が楽しみです。

次に私自身の心の変遷は、色々ありました
コロナ禍の中、茶の湯にかかわることで、「自分」の心の内を問い直す時間を過ごすことができた。


・3月初旬、古巣の外資系IT企業内にある天空の茶室を見学し、外資IT企業の創業者マインドフルネスに触れることができた。禅と茶の湯の深いかかわりを、更に追求したくなった。

・茶の湯のお稽古もリアルからオンライン茶道へ移行した。この時期に千利休に関する本が出版され茶の湯の450年も続いた歴史に触れ、奥深さを味わった。

・花はコロナ禍の中、ものを言わずに色んなことを教えてくれた。

茶の湯の先生から頂いた「朝顔の種」が見事に咲き、利休と朝顔の逸話や花入れとの工夫をした。

SNSに写真を投稿したら、友人の陶芸家が、朝顔の器に合う陶芸作品を贈っていただいた。

コロナ禍でも茶の湯、陶芸、花入れ、朝顔、さらに「ほおずき」を使った生花へと企画が膨らんでいった。

・今年一番のハイライトは、NHKの地方局のディレクターから突然の電話取材、半世紀前に書かれた児童文学「モモ」のTV放映に少しお手伝いが出来たこと。

コロナ禍でブログを書くことにより、自分とは、人として本当に豊さとは、を考えさせられた1年でした。

今年のブログはこれで最後ですが、癌と戦い続けている友人に、来年も幸せな日常が戻ってくることを祈りつつペンを置きます。

皆様にとって、良いお年でありますように。