茶の湯の世界から思い出した母の姿

実家の家の取り壊しが決まり、家財
の整理をしてる最中に、茶の湯の道
具や着物、生け花の花器が出てきた。

それらは、全て母の遺品であった。
私の知らない母の世界があり、写真を
見て驚いた。


平凡なサラリーマン家庭で育った私の
学生時代の頃、実家を新築し母の希望
もあって、和室に簡単な茶室(茶の湯
の稽古ができる)を設けた。

お花は池坊、お茶は、表千家と病気
で倒れるまで、自ら学び且つ教えて
いた。

そこには、母の生き生きとした世界
が写真に写し出されていた。

遺品であるお茶道具を片付けながら
母の内面の心を知らない自分に気が
ついた。

茶の湯は、日本の伝統文化であり、
おもてなしの心です。又、心を磨く
修練の道であると言われている。

茶の湯 表千家 千宗佐著 主婦の友社
(昭和41年12月3日発行)

「茶のこころをわかりやすく説明
しようとすれば、おいしい茶をもて
なし、もてなされる道のことだ。」
(千 宗佐)

とは言っても、よく理解できない。

床の間を見てみると掛け軸、床柱に
飾ってる一輪指し,茶碗,棗(なつめ)
生け花・・・

母の茶道具の遺品から見えてきた世界
及び内面をもっと知りたくなった。

と同時に父は定年後、陶芸を趣味とし
母からのお茶道具の依頼を受け、製作
していた。

お互いの趣味を生かした世界で老後を
生き抜いてきた姿に感動するとともに
尊敬してます。

戦後70年少子高齢化の時代と共に
老後の生き方が問われています。

サラリーマンの定年後、30年近くを
どう過ごすかが、社会問題になってお
ります。

又、夫婦としての老後をどう過ごすかも
問われています。

茶の湯の母の世界の生き生きとした
姿から老後のヒントが得られた感じ
かします。

茶の湯の世界を通して母の姿を思い
出すため月に1回ですが、触れるこ
とにしました。

ビジネス・マインドフルネス・
リベラルアーツの茶道で精進致します。

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